2007.08.21 Tue
伝説の美少女
バブル全盛の頃。
ブランド認知度を高めるために、海や山なんかのリゾート地にアンテナショップなるものを展開するのが流行っていた。
タバコ会社やビール会社は競って軽井沢や湘南に「マイルドセブンなんちゃらショップ」なんてのを展開してました。
当時俺が勤めていた会社も、ある流通企業の店舗名を冠した「海の家」の運営を請け負っていた。
ひと夏、ショップに付きっきりになるので、たいていは若手社員がひとりアサインされ、あとはバイトでまかなうってのが実態だった。
まぁ、アンテナショップって言っても海の家だから、脱衣所を用意したり、軽食やドリンクの販売とそれほど難しい仕事ではなかったんだけど。
考えようによっては毎日海でビキニのオネーさんたちを相手に仕事するわけで、事務所でクライアントにせっつかれながら企画書やら見積もりなんかを作るよりずっと「おいしい」仕事だったわけです。
事実、東京にいれば深夜まで残業なんてのはあたりまえだった時期に、日が暮れれば仕事は終了。
あと片付けを済ませた後に、浜にイスを持ち出して夕日を見ながら飲むビールは最高!なんて話をうらやましく聞いたもんです。
その当時すでに俺は若手ではなかったから、残念ながらこれは聞いた話。
バブルがハジけるまで続いたその店舗に、毎年バイトに応募してくる女の子がいた。
地元に住む大学生で、毎年夏中ほとんど休む事なく店を手伝っていたらしい。
サラサラの髪をポニーテールにして、自転車で通ってくるその子は、誰もが振り向く程かわいかった。
そのくせ仕事は半端なくできた。
バイトのシフト管理から、店の運営にいたるまで、社員がいなくても良いくらいに完璧にこなしていた。
そのくせちっとも偉ぶる事がなく嫌みがないから、バイト仲間からも慕われていたらしい。
その容姿から、ちょっとガラの悪いお客さんからナンパされたりなんてのはよくあったのだが、
毅然とした態度で蹴散らしたり。
かわいいのによく気がついて、芯のしっかりした、まるで宮崎アニメに出てきそうな女の子だったわけです。
お店は湘南にあったから、社員は週に一度、お店の営業報告のために事務所に顔を出す。
真っ黒に日焼けして明らかに場違いな担当は、8月も後半になるとなぜか元気がなくなるのが慣例。
ある夜の事。
報告に顔を出した若手社員と、その先輩。
「先輩、俺どうしたら良いんすか?俺はみんなを監督する立場だし・・・でも、俺、もう、あの子が好きでたまんないんすよ」
「お前もか。俺も去年告白して玉砕した。ちなみにY先輩はおととし玉砕だ。お前も続くか?」
なんてやり取りを小耳にはさみながら、彼等の若さがうらやましかった。
その後バブルも弾けて海の家の出店をやめてからは、誰もその子に会っていない。
それでも、夏になると思い出される、ある意味伝説のような存在になった。
しばらく忘れてたんだけど、↓のケツメイシの「また君に会える」を聞いて、そんな夏の事をふと思い出しました。
今頃どうしてるんでしょうかね?
きっと素敵なおばさんになってるんだろうなぁ。
ブランド認知度を高めるために、海や山なんかのリゾート地にアンテナショップなるものを展開するのが流行っていた。
タバコ会社やビール会社は競って軽井沢や湘南に「マイルドセブンなんちゃらショップ」なんてのを展開してました。
当時俺が勤めていた会社も、ある流通企業の店舗名を冠した「海の家」の運営を請け負っていた。
ひと夏、ショップに付きっきりになるので、たいていは若手社員がひとりアサインされ、あとはバイトでまかなうってのが実態だった。
まぁ、アンテナショップって言っても海の家だから、脱衣所を用意したり、軽食やドリンクの販売とそれほど難しい仕事ではなかったんだけど。
考えようによっては毎日海でビキニのオネーさんたちを相手に仕事するわけで、事務所でクライアントにせっつかれながら企画書やら見積もりなんかを作るよりずっと「おいしい」仕事だったわけです。
事実、東京にいれば深夜まで残業なんてのはあたりまえだった時期に、日が暮れれば仕事は終了。
あと片付けを済ませた後に、浜にイスを持ち出して夕日を見ながら飲むビールは最高!なんて話をうらやましく聞いたもんです。
その当時すでに俺は若手ではなかったから、残念ながらこれは聞いた話。
バブルがハジけるまで続いたその店舗に、毎年バイトに応募してくる女の子がいた。
地元に住む大学生で、毎年夏中ほとんど休む事なく店を手伝っていたらしい。
サラサラの髪をポニーテールにして、自転車で通ってくるその子は、誰もが振り向く程かわいかった。
そのくせ仕事は半端なくできた。
バイトのシフト管理から、店の運営にいたるまで、社員がいなくても良いくらいに完璧にこなしていた。
そのくせちっとも偉ぶる事がなく嫌みがないから、バイト仲間からも慕われていたらしい。
その容姿から、ちょっとガラの悪いお客さんからナンパされたりなんてのはよくあったのだが、
毅然とした態度で蹴散らしたり。
かわいいのによく気がついて、芯のしっかりした、まるで宮崎アニメに出てきそうな女の子だったわけです。
お店は湘南にあったから、社員は週に一度、お店の営業報告のために事務所に顔を出す。
真っ黒に日焼けして明らかに場違いな担当は、8月も後半になるとなぜか元気がなくなるのが慣例。
ある夜の事。
報告に顔を出した若手社員と、その先輩。
「先輩、俺どうしたら良いんすか?俺はみんなを監督する立場だし・・・でも、俺、もう、あの子が好きでたまんないんすよ」
「お前もか。俺も去年告白して玉砕した。ちなみにY先輩はおととし玉砕だ。お前も続くか?」
なんてやり取りを小耳にはさみながら、彼等の若さがうらやましかった。
その後バブルも弾けて海の家の出店をやめてからは、誰もその子に会っていない。
それでも、夏になると思い出される、ある意味伝説のような存在になった。
しばらく忘れてたんだけど、↓のケツメイシの「また君に会える」を聞いて、そんな夏の事をふと思い出しました。
今頃どうしてるんでしょうかね?
きっと素敵なおばさんになってるんだろうなぁ。
| ■ ふと思い出した懐かしいコト | 00:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑


